私の視界は「クリア」でした。
全て「無」の状態。
彼と別れようと思ったのは私のほうでした。
全てにおいて私に依存していた彼。
私が「右」だといえば右に行く。
酷い時には赤い花を見て「白」と私が言えば彼も白だと言うような依存でした。
そんな彼に息苦しさを感じ続けていた私。
愛されているのだろうとは思っていたのですが、このまま続ける事は不可能だと思い、私は別れを決意しました。
1番、心に負担となっていたものが無くなってスッキリした気持ちで居ました。
目の前が良く見えるような、心に何も無くなったような。
すがすがしい気持ちがあるものの、何故か私は途方にくれていたんです。
彼を失った悲しみは、もちろん好きだった人ですからありました。
しかしそれとは違う「何か」
それは恐らく、息苦しさを感じなくなった事が急に消えたことで
自分がどうして良いのか分らなくなってしまったのでしょう。
随分と自分勝手なお話ではありますが。
そんな気持ちになってしまう私を自責することもありました。
途方にくれたなら、止まってみる。
それが1番の特効薬でした。
少し休憩。
少し立ち止まって冷静に落ち着ける時間をつくる。
その事で次に向かう方向が自然と見えてくるものなんですよね。
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